Library Token/ja
MapToolバージョンb46で導入された、ライブラリートークンはプロパティと他のマクロにアクセスし実行可能な承認マクロを収蔵する特殊なトークン種別である。
ライブラリートークンの命名
ライブラリートークンの名前は必ず「Lib:名前」の書式であり、このトークンがライブラリートークンであり通常のトークンではないことを示している。ライブラリートークン名の例は次の通り:
- Lib:test
- Lib:combat
- Lib:gamemaster
ライブラリートークンを作成する
ライブラリートークンを作成するには、次の手順になる:
- Drag a new token on to one of the maps in your campaign.
- Rename it with a name in the format Lib:name (e.g., Lib:DnD, Lib:GameRules, etc.).
- Right click on the token and make sure that Visible to Players is checked.
- Set the token type to NPC (upper right corner of the Token Configuration dialog).
- キャンペーンのマップ上にトークンを配置する。この地図がプレイヤーに表示されている必要はない。
- 名前をLib:nameの書式に変更する(例:Lib:DnD、Lib:GameRulesなど)。
- トークン上で右クリックし、プレイヤーに表示が有効になっていることを確認する。
- トークン種別をNPCに設定する。(トークン設定ダイアログの右上)
以上でライブラリートークンの完成だ。同一キャンペーン内で、同じ名前持つライブラリートークンを複数持つことができないことを覚えておくように(それぞれが違うマップにあっても、だ!)。
繰り返しになるが、必要条件を挙げておく:
- The library token must be visible to players (make sure Visible to Players is set in the right-click context menu).
- The library token need not be on the "Token" layer (you can keep it on the "Hidden" layer to hide it from players, although "Visible to Players" must still be set to true).
- The library token must have a name in the format "Lib:name"
- The library token must be present on only one map in the campaign file.
- ライブラリートークンはプレイヤーに表示していなければならない(右クリックメニューの「プレイヤーに表示(Visible to Players)が有効になっていることを確認)。
- ライブラリートークンは「トークン・レイヤー」にある必要はない(『秘匿』レイヤーに置くことでプレイヤーから隠すことは可能だが、その場合でも『プレイヤーに表示』は有効にしておかなければならない)。
- ライブラリートークンは「Lib:名前」の書式でなければならない。
- ライブラリートークンはキャンペーン・ファイルにひとつだけ存在することができる。
ライブラリートークンと承認マクロ
ライブラリートークンは下記の条件を満たすことで承認マクロの実行、あるいは承認マクロ関数として使用することが出来る:
- ライブラリートークンがいずれのプレイヤーにも所有権がない、もしくは
- ライブラリートークン上のマクロが、プレイヤーが編集できない場合。
ライブラリートークンがこれらの条件を1つでも満たさないのであれば、承認マクロを実行することはできない。これによりプレイヤーが望む承認されないマクロのための個人的なライブラリトークンをプレイヤーが作ることが出来るようになり、その一方で、プレイヤーに権限が与えられていないトークンやキャンペーン要素を変更したり操作したりすることを防ぐことにもなる。
ライブラリートークンマクロ
ライブラリートークン・マクロはトークンのマクロと同じように記述する。ライブラリートークンのマクロはロール・オプション: [MACRO(): ]を使用することが多い。ライブラリートークンマクロは承認されるので、通常のトークンがなしえない操作を行うことができる。
ライブラリートークンプロパティー
ライブラリートークンのプロパティーは関数:getLibProperty()を使用してアクセス可能だ。標準のプロパティ値はこの関数を使っても機能しないことに注意。