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{{Beginner}}__TOC__
{{Beginner}}__TOC__
==はじめに==
==はじめに==


[[Introduction_to_Mapping|初めての地図作製]]で述べたように、マップツールは、RPGセッションで使用する仮想地図の作成機能と仮想『ミニチュア』(マップツールでは[[Introduction_to_Tokens|トークン]]という用語が使われる)機能を提供する。この機能はテーブル上に広げた地図とミニチュアによく似ている。実のところ、マップツールが『仮想テーブル』、『VTT(訳注:virtual tabletopの略)』と呼ばれるゆえんだ。このガイドでは『インターネット上で他のプレイヤーとマップを共有する』ことの基礎を、手順を追って説明しよう。
[[Introduction_to_Mapping/ja|初めてのマップ作製]]で述べたように、MapTool は、RPGセッションで使用する仮想マップの作成機能と仮想『ミニチュア』(マップツールでは[[Introduction_to_Tokens/ja|トークン]]という用語が使われる)機能を提供する。この機能はテーブル上に広げた地図とミニチュアによく似ている。実のところ、MapTool が『仮想テーブル』、『VTT(訳注:virtual tabletopの略)』と呼ばれるゆえんだ。このガイドでは『インターネット上で他のプレイヤーとマップを共有する』ことの基礎を、手順を追って説明しよう。


'''注:'''マップツールが''役立つ''のはオンライン上のプレイ''だけ''ではない。実物のマップではできないことが仮想マップで実現できるので、多くの人がオフラインのセッションでもマップツールを使用している。おまけに、コーラをマップ上にぶちまける心配もなくなる。しかしここではオンラインで遊ぶことを前提に案内を進める。
'''注:'''マップツールが''役立つ''のはオンライン上のプレイ''だけ''ではない。実物のマップではできないことが仮想マップで実現できるので、多くの人がオフラインのセッションでもマップツールを使用している。おまけに、マップ上にコーラをぶちまける心配もしなくて良い。しかしここではオンラインで遊ぶことを前提に案内を進める。


『初めての地図作成』ではマップツールの入手、使い始め、マップと地図の配置の基礎を案内している。また、キャンペーン・ファイルの保存、マップの移動と拡大・縮小、トークンの移動についても説明している。これらはプログロラムの最も重要な機能であり、これなしでは残りの説明をよんでも役には立たないだろう。
『初めてのマップ作成』ではマップツールの入手、使い始め、マップと地図の配置の基礎について説明している。また、キャンペーン・ファイルの保存、マップの移動と拡大・縮小、トークンの移動についても説明している。これらはプログロラムの最も重要な機能であり、これなしでは残りの説明をよんでも役には立たないだろう。


ホストを立てても君のゲームに誰も接続しなければまったく楽しくないので、このガイドの最後のセクションではマップツール・サーバーへの接続方法を説明している。友人にその方法を伝える必要があるので、そのセクションを必ず読むように!
ホストを立てても君のゲームに誰も接続しなければまったく楽しくないので、このガイドの最後のセクションではマップツール・サーバーへの接続方法を説明している。接続方法を友人に伝える必要があるので、そのセクションを必ず読むように!


なお、このガイドではオンライン・セッションを''ホストする''ことを扱うので、『君』とは『サーバーを走らせている人』のことだ。
なお、このガイドではオンライン・セッションを''ホストする''ことを扱うので、『君』とは『サーバーを実行している人』のことだ。


==基本仕様==
==基本仕様==
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===UPnP===
===UPnP===


ポート・フォワーディングに変わるものは(ルーターにその機能が備わっていれば)''UPnP''(''ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ''の略)と呼ばれる。This feature, instead of permanently saying "Port XYZ traffic goes here!", will instead tell the router "for a little while - while we're playing - I'm gonna have to go ahead and ask you to open up Port XYZ for us. That would be ''greeaaaat''."
ポート・フォワーディングに変わるものは(ルーターにその機能が備わっていれば)''UPnP''(''ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ''の略)と呼ばれる。この機能は、ルーターに「ポートXYZの通信はここに!」と指示する代りに、「ゲームをする間、ポートXYZを通らなくてはならないので空けといてくれないかな?」と言うようなものだ。


言いかえれば、ポートとトラフィックの出入りをシームレスに、シンプルに扱う機能だ。もちろん、常にUPnPがサポートされているわけではないのが欠点であり、 君のネットワークが対応しているかどうか考えなればならないだろう。とはいえ、君のネットワーク機器がUPnPをサポートしているのであれば、それが君のマップツール・サーバーを立ち上げて稼働する方法として''何にもまして''最も簡単な方法である。
言いかえれば、ポートとトラフィックの出入りをシームレスに、シンプルに扱う機能だ。もちろん、常にUPnPがサポートされているわけではないのが欠点であり、 君のネットワークが対応しているかどうか考えなればならないだろう。とはいえ、君のネットワーク機器がUPnPをサポートしているのであれば、それが君の MapTool サーバーを稼働する方法として''何にもまして''最も簡単な方法である。


===ポートフォワーディング===
===ポートフォワーディング===
Line 45: Line 45:
===より多くの、より良いネットワークについての情報===
===より多くの、より良いネットワークについての情報===


Azhreiにより投稿された素晴らしい[http://forums.rptools.net/download/file.php?id=116 FAQ][http://forums.rptools.net MapTool Forums]内)をしっかりと理解したので、ネットワークについての綿密なセクションを書き始める準備が整った。ポートフォワーディング、ルーターの設定、ネットワークに関する作業全般になじみがないなら、このFAQをぜひ読んでほしい。
Azhreiにより [http://forums.rptools.net MapTool Forums] に投稿された素晴らしい [http://forums.rptools.net/download/file.php?id=116 FAQ](それと、Wiki化された版である [[Network Connection Problems and Solutions]])に気付いため、ネットワークについての綿密なセクションを書き始める準備が整った。ポートフォワーディング、ルーターの設定、ネットワークに関する作業全般になじみがないなら、このFAQをぜひ読んでほしい。さらに、ネットワークFAQには、ネットワークのどの部分がパケット転送に失敗しているかを特定する逐次的な診断手順が含まれてる。問題がどこにあるかさえ解れば解決は実に簡単なものだ!


ネットワークの設定やホームネットワークの管理に慣れているなら(特にソフトをサーバーとして稼働させたり、ポートフォワーディングの設定をすることができるのなら)、マップツールをサーバーとして稼働させることは雑作もないことだろう。基本的にルーターにマップツールのネットワークトラフィックを通過させるためにルーターを設定しなければならない。  
ネットワークの設定やホームネットワークの管理に慣れているなら(特にソフトをサーバーとして稼働させたり、ポートフォワーディングの設定をすることができるのなら)、マップツールをサーバーとして稼働させることは雑作もないことだろう。基本的にルーターにマップツールのネットワークトラフィックを通過させるためにルーターを設定しなければならない。  
Line 63: Line 63:
===サーバー開始のダイアログ(Start Server ダイアログ)===
===サーバー開始のダイアログ(Start Server ダイアログ)===


[[Image:mt-file-menu-startserv.jpg|thumb|Fireメニューより''Start Server''を選択]]
[[Image:Mt-file-menu-startserv.jpg|thumb|Fireメニューより''Start Server''を選択]]


[[Image:mt-start-server.jpg|thumb|'''Start Server''' ダイアログ]]
[[Image:StartServerDialog.png|thumb|'''Start Server''' ダイアログ]]


1. '''File → Start Server'''を選択。
1. '''File → Start Server'''を選択。
Line 77: Line 77:
* '''Username''':この項目は、チャットやConnectionsウィンドウに表示される名称だ。君の好きな名前を設定できる。
* '''Username''':この項目は、チャットやConnectionsウィンドウに表示される名称だ。君の好きな名前を設定できる。
* '''Role''':このドロップダウンの項目は、君が''どの種類のユーザー''であるかマップツールに伝えるものだ。君はGM(すなわち全宇宙の支配者)を担当するのか? それともプレイヤー(GMの気まぐれに付き合う者、またはプレイヤー機能のみ使える者)かな?セッションでは1名以上のGMを持つこともできる!
* '''Role''':このドロップダウンの項目は、君が''どの種類のユーザー''であるかマップツールに伝えるものだ。君はGM(すなわち全宇宙の支配者)を担当するのか? それともプレイヤー(GMの気まぐれに付き合う者、またはプレイヤー機能のみ使える者)かな?セッションでは1名以上のGMを持つこともできる!
* '''Port''': A ''very'' important setting, this is where you tell MapTool what port you've configured your router to forward. If you give it the wrong port, MapTool traffic will be unable to enter or leave your network, and you will have no game!
* '''Port'''''非情に重要な設定''であり、ルーターへ転送できるように設定したポートを MapToll に伝える部分だ。間違ったポートを指定した場合、MapTool の通信は君のネットワークへ入ることも出ることも入ることもできないだろう。つまりゲームはできないということだ!
* '''RPTools Alias''': this field allows you to set up an "alias" for your server to appear on the RPTools server registry. It basically lets you tell your players "look for the server named Awesome Server and connect to it," instead of "connect to the server at IP Address 123.45.678.9"
* '''RPTools Alias''':このフィールドは、君のサーバーを RPTools サーバー・レジストリ上に表示するための、サーバーの『別名(エイリアス)』を設定することができる。これは基本的にプレイヤーたちに『IPアドレス 123.45.678.9 のサーバーに接続してくれ』と言うかわりに『Sugoi Server という名前を見つけて、そこに接続してくれ』と言うためのものだ。
* '''Passwords''': you can protect access to your server by configuring passwords. Setting a password on the server is optional; however, if you leave it blank, anyone who can find your server can connect to it as a player. There are two password categories:
* '''Passwords''':パスワードを設定することで、君のサーバーへのアクセスを保護することができる。サーバーへのパスワードの設定は必須ではないが、設定しなければ、君のサーバーを見つけられる誰もがプレイヤーとして接続可能になる。ここには二つのパスワードのカテゴリーがある:
** '''GM''': the GM password is used to provide someone with full access to the campaign remotely, though there are a small number of features which cannot be done remotely, such as loading a campaign. The GM password is typically used for a secondary GM so that GM duties may be shared, but can also be used in cases where the GM may not be able to get hosting set up properly and has one of his players host the session.
** '''GM''':GMパスワードは遠隔地にいる者へ、キャンペーンへの全ての操作権限を与えるために使用される。しかし、キャンペーンの読み込みなどのいくつかの機能は遠隔操作できない。通常、GMパスワードはサブマスターがGMの作業を分担できるようにするために使用されるが、GMが適切にホスティングを開始できず、プレイヤーの1人がセッションをホストする、といった場合でも使うことができる。
** '''Player''': people connecting to the server in the "Player" role will use this password to connect.
** '''Player''':プレイヤーとしてサーバーに接続する人は、接続のためにこのパスワード使うことになる。


====Ownership, Vision, and Behavior====
====『Ownership』、『Vision』、及び『Behavior』====


* '''Strict Token Ownership''': MapTool uses a concept called "token ownership" to control who can select, move, or look at the [[Macros:Glossary#P|properties]] of a particular token. If you enable ''Strict Token Ownership'', only the ''owner'' of a particular token may perform any actions on it - everyone else is confined to looking at the token.
* '''トークン所有権の厳格化/Strict Token Ownership''':MapToolは"token ownership"と呼ばれる概念を用いる。これは、特定のトークンの操作(選択、移動、[[Macros:Glossary#P|プロパティ]]を見る)をどの参加者が行えるかを制御するためのものだ。''Strict Token Ownership''を有効にした場合、特定のトークンの''owner''だけがトークンを自由に動かすことができ、その他の人はトークンを見ることしかできない。
* '''Players can reveal vision''': MapTool has a vision and fog-of-war system (where you can configure how tokens "see" the map). With this option enabled, players can reveal the area that is "visible" to their token without GM intervention (in other words, an area hidden to the token is covered by Fog of War, and appears opaque on the screen; when you reveal it, the opaque overlay is cleared, and the map underneath becomes visible). Otherwise, the GM must do all reveals.
* '''GMによる所有者なしのトークン移動時に視界を開く/GM reveals vision On Movement for Unowned Tokens''':有効である場合、所有者のいない''視界を持つ''トークンのGMによる移動により不明領域が公開されるようになる。『個別の不明領域』が'''無効'''の場合、プレイヤーはそのトーク人の移動により明かされた部分を視認できるようになる。
* '''Use Individual Views''': in the vision system mentioned above, player tokens can either "share" their vision (''i.e.'', everyone sees what one player character sees) or they can have individualized views.
* '''プレイヤーは視界を開くことができる/Players can reveal vision''':MapToolには視覚(vision)と戦雲(fog-of-war)の(トークンがマップを『見る方法』が設定する)システムが備わっている。このオプションを有効にした場合、プレイヤーはGMの介入無しにトークンの『見える範囲』を公開することが可能になる。(言い換えれば、 トークンにとって隠された範囲は Fog of War で覆われており、画面上に不透明なものを表示する。これを公開した場合、不透明な覆いが消え、園下のマップが見えるようになる)。そうしないのであれば、マップの公開は、全てGMが行わなければならない。
* '''Restricted Player Impersonation''': This means that players can only impersonate tokens that they have ownership (see above) of
** '''移動により視界を開く/Auto Reveal On Movement''':有効にすることにより、トークンの移動に合わせて地図が公開されるようになる。
* '''Players Receive Campaign Macros''': MapTool lets you write [[Macros:introduction|macros]], which are basically sequences of text, token, and dice rolling commands used to automate certain activities - basically, a short script that does ''something''. The GM can create "Campaign Macros" which become available to all players if this option is checked.
* '''[[Introduction_to_Lights_and_Sights#Individual_Views_Server_Setting|個別の視界]]を使用/Use Individual Views''':上記で述べた視覚のシステムにおいて、プレイヤーのトークンが視覚を『共有』できるか(''例:''それぞれの種類がPCであるトークンから見えるものを全員が見られるようになる)、又は、個人用の視界を持つのか。
* '''Use Tooltip for [] rolls''': Enabling this option makes any dice roll you enclose in square brackets show only the roll result, and display the full roll details if you hover your mouse over the result.
** '''個別の不明領域を使用/Use |Individual FOW''':トークンは公開範囲を共有せず、個々のトークンが公開した場所のみ見ることができるようになる。
* '''Restricted Player Impersonation''':プレイヤーが演じることができるのは、自分が所有権(ownership、上記参照)を持つトークンのみに制限する。
* '''Players Receive Campaign Macros''':MapTool では[[Macros:introduction|マクロ]]の機能を提供する。マクロとは、基本的には一定の活動を自動化するために使用する、一連のテキスト、トークン、ダイス振りコマンドのことだ。基本的に、''何を行うか''手順を記した短い文章である。このオプションを有効にした場合、GMは全てのプレイヤーが利用可能な『キャンペーンマクロ』を作成することができる。
* '''Use Tooltip for [] rolls''':このオプションを有効にすることで、各括弧で閉じられたダイスロールはいずれもロールの結果のみを表示し、ロールの完全な詳細はロール結果にマウスポインタをかざすことで表示されるようになる。


===Testing the Connection===
===接続のテストを行う===


Before you start your server, it is a good idea to hit the '''Test Connection''' button. This will send a message out to a server at RPTools.net asking that it attempt to connect to your computer - in other words, the RPTools connection testing server will find out if it can see your computer over the network!  
<s>サーバーを開始する前に、'''Test Connection(接続テスト)'''ボタンを押すことは良いことだ。これはRPTools.netのサーバーに君のコンピューターへの接続テストを依頼する。要するに、RPTools接続テストサーバーがネットワーク越しに君のコンピューターを認識できるかどうか調査することだ!</s>


What you want to see is '''Success!I can see your computer!''' If you get that, you can be pretty sure that your server will be visible when you start it up.
<s>'''成功!このコンピューターを見つけることができました!'''と表示されたのであれば、 サーバー実行時に他の人がサーバーを見つけることができると考えて間違いないだろう。</s>


If you do ''not'' see a message proclaiming a successful connection test, you will need to investigate port forwarding and your network configuration to make sure you have the right ports configured and everything properly arranged.
<s>接続テストの成功のメッセージを''確認できないのであれば''、正しいポートを設定しているか、その他もろもろの設定が万事滞りなくできいるか調べる必要があるだろう。</s>


===Get your Connection Information and Tell Your Friends===
'''注記:''' The test connection was frequently broken and has so caused lots of trouble. Thus it was removed in b76 (or so). The Start Server Dialog now has a button "Networking Help" that leads you to the Networking FAQ in the forums. This is really the place to go. Read it (yes, read it not skim it!) and follow all steps. If that doesnt help the community will very likely be able to help you out.


[[Image:mt-file-menu-cinfo.jpg|thumb|Opening ''Connection Information'' from the File menu]]
簡単なテストであれば、canyouseeme.org[http://canyouseeme.org/]を使用することができる。


[[Image:connection-info.jpg|thumb|The '''Connection Information''' dialog]]
===接続情報(Connection Infomation)を取得し、仲間に伝える===


Assuming that you had a successful connection test, and you clicked '''OK''' to start the server, you can then check out your ''Connection Information'' to double-check the settings. These settings will need to be passed on to your friends so that they can connect to the server.
[[Image:Mt-file-menu-cinfo.jpg|thumb|File メニューから ''Connection Information'' を開く]]


1. Go to '''File > Connection Information'''.
[[Image:Connection-info.jpg|thumb|'''Connection Information''' ダイアログ]]


This will display what MapTool currently knows about your computer. Since you haven't started a server quite yet, you'll just see your computers internal and external IP addresses (this is useful info, though, especially if you haven't quite set up port forwarding!).
ここでは接続テストに成功し、'''OK'''を押してサーバーを開始したことを前提に話を進める。設定を再確認するために ''Connection infomation'' を詳しく確認することにしよう。以下は、仲間がサーバーに接続できるようにするために必要となる設定だ。


When a server is started, you will also see the name of the server (if you give it one), and the network port that server traffic will use.
1. メニューより '''File > Connection Information''' を選択。


2. Provide this information to your friends: tell them the ''Server Name'' (a.k.a. the RPTools Alias, if you set one), the ''external'' IP address, and the ''port''. They will need to put this into the '''Connect to Server''' dialog when they attempt to log in to your server.
MapTool が現在認識している君のコンピューターの情報が表示される。まだサーバーを起動していないのであれば、コンピューターの外部IPアドレスと内部IPアドレスが表示される。(この情報は有用であるが、ポートフォワーディングの設定をまだ行っていないのであれば特に重要である)
 
サーバーの開始しているのであれば、サーバーの名前(設定している場合のみ)と、サーバーが通信に使用しているポートも表示されるはずだ。
 
2. 仲間に次の情報を伝える:''Server Name(サーバー名)''(RPTools Aliasとも呼ばれる。設定している場合のみ)、''外部''IPアドレス、''ポート番号''。この情報は、仲間が君のサーバーに接続するとき '''Conect to Server''' ダイアログ上で情報を入力する際に必要になる。


<br style="clear:both;"/>
<br style="clear:both;"/>


==Connecting to a MapTool Server==
==MapTool サーバーに接続する==


The steps leading up to this point walked you through setting up a MapTool server so that people can connect to it. Of course, if you don't have anyone connecting to your server, things are going to get pretty boring pretty quick. These steps are focused on your friends who will be connecting ''to'' the server you just created.
ここまでの手順で、他の人がMapToolサーバーに接続できるように設定することを説明してきた。もちろん、サーバーに誰も接続させないのであれば、さまざまなことはすぐに退屈なことになるだろう。    ここで説明する手順は、君が立ち上げた''サーバーに接続する君の仲間''を対象にしている。


===前提===
===前提===


The following information assumes that all of the following are true!Lacking any of these is going to make for a very short trip.
ここで学ぶ内容は、次に示すことを全て満たしていることを前提とする。次のうち1つでも満たしていなければ、非常に短い旅行になるだろう。


* You have friends
* 友達がいる。
* You have a MapTool server running
* マップツール・サーバーを立ち上げている。
* Your friends know the following:
* 友達は下記の内容を把握している:
** Either the server's ''Name'' OR the servers ''External Address'' is (or preferably, both!)
** サーバーの''名前''、または、サーバーの''外部IPアドレス''。(できれば両方!)
** What the appropriate ''password'' is (either GM or Player password)
** 割り当てた''パスワード''(GM用かプレイヤー用のうちどちらか)
** What ''Port'' the server is using
** サーバーが使用している''ポート番号''
* '''VERY IMPORTANT: Your friends are using the same version of MapTool that you are using!'''
* '''とても重要:君の友達が使用しているMapToolのバージョンが、サーバーのMatpToolと同じバージョンであること!!'''


===Open the Connect to Server Dialog===
===『Connect to Server』ダイアログを開く===


[[Image:mt-connect-to-server.jpg|thumb|The '''Connect to Server''' dialog]]
[[Image:Mt-connect-to-server.jpg|thumb|'''Connect to Server''' ダイアログ]]


If the assumptions mentioned above are met, here's what you tell your friends:
上記の条件を満たしているなら、友達に伝えることは次の通り:


1. Go to '''File > Connect to Server''' to see the '''Connect to Server''' dialog.
1. '''File Connect to Server''' を選択し、 '''Connect to Server''' ダイアログを開く。


2. Enter a ''User name''. This can be anything your friends wish.
2. ''User name'' を入力。友達が望む名前で構わない。


3. Enter the password (which you set when you started the server).
3. パスワードを入力(サーバー起動時に設定したもの)。


4. Choose your ''Role''. Your friends can connect as a GM, or as a Player. Make sure that they pick the right role for the password you're using!
4. 接続する人の''Role''を選ぶ。GMまたはプレイヤーとして接続することができる。パスワードに対応している適切な Role を選択しているか確認すること!!


<br style="clear:both;"/>
<br style="clear:both;"/>


===Choose how You will Connect===
===接続方法を選ぶ===


The '''Connect to Server''' dialog presents three ways to connect to a running server.
'''Connect to Server''' ダイアログには起動しているサーバーに接続する3つの方法が表示される。


====RPTools.net====
====RPTools.net====


[[Image:mt-connect-registry.jpg|thumb|The RPTools tab in '''Connect to Server''']]
[[Image:Mt-connect-registry.jpg|thumb|'''Connect to Server''' に表示された『RPTools』タブ]]


This tab (which is shown by default) lists all of the servers listed at the RPTools.net ''Server Registry.'' When you set up the server, you had the option to give it an ''alias'', which is what appears in this list. The ''Server Registry'' stores the connection information for the server, so your friends can just select the server they want, and hit '''OK'''.
このタブ(標準で表示)には RPTools.net ''Server Registry'' に登録されたすべてのサーバーが一覧表示される。サーバーを準備するときに、 ''alias'' を選択した場合、この一覧に表示される。''Server Registry'' にはサーバーの接続情報が保存されているので、君の友達はサーバーを選択し'''OK'''をクリックするだけで良い。


<br style="clear:both;"/>
<br style="clear:both;"/>
Line 164: Line 171:
====LAN====
====LAN====


[[Image:mt-connect-lan.jpg|thumb|The '''LAN''' tab in '''Connect to Server''']]
[[Image:Mt-connect-lan.jpg|thumb|'''Connect to Server''' に表示された '''LAN''' タブ]]


This tab will show any servers that are currently running on the ''local'' network. This is for when you want to have a MapTool LAN Party, or when all your friends are inside the same network (like if everyone bringes their laptop to your house for game night).
このタブには'''ローカル・ネットワーク'''内で起動しているサーバーが表示される。これはMapToolのLANパーティを開きたいときや、友達が全員同じネットワーク上にいるときのためのものだ(みんながゲーム会にノートパソコンを持ち寄ってくるときなど)。


<br style="clear:both;"/>
<br style="clear:both;"/>
Line 172: Line 179:
====Direct====
====Direct====


[[Image:mt-connect-direct.jpg|thumb|The '''Direct''' tab in '''Connect to Server''']]
[[Image:Mt-connect-direct.jpg|thumb|'''Connect to Server''' に表示された '''Direct''' タブ]]


A direct connection is just that - your friends bypass the friendly RPTools.net tab, and simply type the External Address and port number for the server.
直接接続とは、簡単なRPTools.net タブを使用せず、サーバーの外部IPアドレスとポート番号を入力して接続することだ。


<br style="clear:both;"/>
<br style="clear:both;"/>


===Verifying Connections===
===接続の確認===


As your friends connect to your MapTool server, you will see notifications in the '''Chat Pane''' that people have connected to your server, which look like:
友達がMapToolサーバーに接続したとき、誰かがサーバーに接続したことが'''Chat Pane'''に次のように通知される。


<font color="blue">''JQRandom has connected.''</font>
<font color="blue">''JQRandom has connected.''</font>


You can also check the '''Connections Pane''' to see a list of everyone who is connected to your server. If you do not see the Connections Pane, go to '''Window > Connections''' to have it pop into view.
また、'''Connections Pane''' でサーバーに接続している参加者全員の一覧が確認できる。Connections Pane を表示するには、'''Window Connections''' を選択すること。
{{Languages|Introduction to Game Hosting}}[[Category:MapTool]]
 
==マップ上のトークン==


==Tokens on your Map==
君がMapToolを自分で使うために起動した場合、MapToolは君をGMと見なすので、マップ上のトークンとアイテムを扱うことができる。(つまり、マップが象徴する小さな世界の全能神となるわけだ。)しかし、ゲームをホスティングしているとき、MapTool は接続する人たちのために、これまで説明してきたように異なる役割を持っている。'''GM'''の役割ではマップ上のすべてのものを選択し、操作することができる全権を保持するが、'''Player'''の役割ではプレイヤーの''ownership''が設定されているアイテムだけを扱える、非常に制限されたことしかできない。


When you're running MapTool by yourself, you've got access to every token and every item on a map, because MapTool assumes that you're the GM (and, therefore, the All-Powerful God of the tiny world represented by the Map). However, when you start hosting a game, MapTool has different roles (mentioned previously) for the different people connecting. The '''GM''' role retains it's all-powerful status, able to select and manipulate anything on the map; however, the '''Player''' role has a much more restricted set of options, able to control only those items that the player has ''ownership'' of.
上記の理由により、君がサーバーを立ち上げたときは、プレイヤーが担当するトークンを操作できるように ownership を設定しなければならないだろう。プレイヤーが接続した後にトークンの所有権を設定し忘れるのは、新しいサーバーを立ち上げたときに見落としがちな落とし穴だ。


Because of that, when you start a server, you will need to make sure that you give your players ownership of the Tokens they are supposed to control!This is a common oversight when starting up a new server - forgetting to set token ownership after your players have connected!
トークンの所有権は[[Introduction to Tokens/ja|はじめてのトークン]]にて詳しく説明しいる。しかし、このチュートリアルの目的は、サーバーを立ち上げ、君の友達をプレイヤーとして接続させ、ゲームに接続した各々のプレイヤーに次に示すことを行うことである。


Token Ownership is explained in more detail in [[Introduction to Tokens]], but for the purposes of this tutorial, once you've started a server and you've got your friends connected as players, do the following for each player connected to the game:
# プレイヤーが担当するキャラクターのトークンをダブルクリック(下記の注記を参照)。
# token type を PC に設定。
# '''Ownership''' タブを開く。
# 所有権を与えるために該当する ''プレイヤーの名前''の先頭にあるチェックボックスにチェックを入れる。
# 設定を有するために '''OK''' をクリックする。


# Double click on the token that player will be controlling as their Player Character (see Note, below).
以上の操作で、そのプレイヤーは自分のトークンを動かしたり情報を編集したりすることができるようになる。
# Set the token type to PC.
# Go to the '''Ownership''' Tab
# Check the box next to the ''player's'' name, granting them ownership of the token.
# Click '''OK''' to save the changes.


Once you do this, the players will be able to move and edit their own tokens. You can also grant ownership of a token to All Players, if everyone needs to manipulate it.
また、全員がトークンを操作する必要があるのであれば、トークンの所有権を全てのプレイヤーに与えることもできる。


'''NOTE''': players can have ownership of NPC tokens if you wish (the process is the same, except you don't do Step #2); however, you'll at least need to make sure they own their own player token!
'''注:'''君が望むのであれば、NPCトークンの所有権をプレイヤーに与えることもできる(操作方法は手順2を除いて同じ)が、少なくとも各プレイヤーの担当するトークンに所有権を与えなければないないだろう。
{{Languages|Introduction to Game Hosting}}[[Category:MapTool]]

Latest revision as of 22:58, 9 May 2023

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BEGINNER
THIS IS A BEGINNER ARTICLE

はじめに

初めてのマップ作製で述べたように、MapTool は、RPGセッションで使用する仮想マップの作成機能と仮想『ミニチュア』(マップツールではトークンという用語が使われる)機能を提供する。この機能はテーブル上に広げた地図とミニチュアによく似ている。実のところ、MapTool が『仮想テーブル』、『VTT(訳注:virtual tabletopの略)』と呼ばれるゆえんだ。このガイドでは『インターネット上で他のプレイヤーとマップを共有する』ことの基礎を、手順を追って説明しよう。

注:マップツールが役立つのはオンライン上のプレイだけではない。実物のマップではできないことが仮想マップで実現できるので、多くの人がオフラインのセッションでもマップツールを使用している。おまけに、マップ上にコーラをぶちまける心配もしなくて良い。しかしここではオンラインで遊ぶことを前提に案内を進める。

『初めてのマップ作成』ではマップツールの入手、使い始め、マップと地図の配置の基礎について説明している。また、キャンペーン・ファイルの保存、マップの移動と拡大・縮小、トークンの移動についても説明している。これらはプログロラムの最も重要な機能であり、これなしでは残りの説明をよんでも役には立たないだろう。

ホストを立てても君のゲームに誰も接続しなければまったく楽しくないので、このガイドの最後のセクションではマップツール・サーバーへの接続方法を説明している。接続方法を友人に伝える必要があるので、そのセクションを必ず読むように!

なお、このガイドではオンライン・セッションをホストすることを扱うので、『君』とは『サーバーを実行している人』のことだ。

基本仕様

オンライン・セッションで使う場合、マップツールはクライアント・サーバーアーキテクチャを用いる。つまり、ある人物(通常GMだが、そうでなくても良い) がマップツールをサーバーとして開始させて、メンバーの他の人はそのサーバーにクライアントとして接続する。

サーバーを開始し参加者が接続したなら、キャンペーン・ファイル(全てのマップ、トークン、その他の情報を含む)はプレイヤー全員に共有されるので、同じマップを見て、仲間が動かしたトークンの移動を見る事ができ、チャット・ウィンドウにテキストを入力することができる。あとは大いに楽しむだけだ。

ネットワークに関する用語

『仮想ゲーム卓』プログラムを含む、多くのクライアント・サーバー型のアプリケーションと同じように、マップツール・セッションの準備における課題の一つとして、君のマップツール・サーバーに接続する友人を、君のホーム・ネットワークに接続できるように設定する事だ。

マップツールをインターネット上でホストできるように設定するにはいくつかの方法がある。UPnP、ポート・フォワーディング、外部仮想プライベート・ネットワーク(VPN)ソフトのパッケージ。君のPC、接続プロバイダ、ハードウェア(ケーブル・モデム、DSLモデム、ルーターなど)により、どの方法を選ぶか決まるだろう。ホーム・ネットワークやネットワーク機器にはたくさんの種類があるので、成功を得るための方法を一つにしぼる事はできない。

UPnP

ポート・フォワーディングに変わるものは(ルーターにその機能が備わっていれば)UPnPユニバーサル・プラグ・アンド・プレイの略)と呼ばれる。この機能は、ルーターに「ポートXYZの通信はここに!」と指示する代りに、「ゲームをする間、ポートXYZを通らなくてはならないので空けといてくれないかな?」と言うようなものだ。

言いかえれば、ポートとトラフィックの出入りをシームレスに、シンプルに扱う機能だ。もちろん、常にUPnPがサポートされているわけではないのが欠点であり、 君のネットワークが対応しているかどうか考えなればならないだろう。とはいえ、君のネットワーク機器がUPnPをサポートしているのであれば、それが君の MapTool サーバーを稼働する方法として何にもまして最も簡単な方法である。

ポートフォワーディング

ルーターや物理ファイアウォールを使用しているホームネットワークでは、ポートフォワーディングの設定が必要となるだろう。これは君のネットワークに訪れ、特定のポートの上に到着する情報があなたのネットワークの中で適当な場所に送られるメカニズムである。これはマップツール・サーバーを立てている君にとって重要であり、仲間に正しい場所の情報を伝えなければならない。

ポートフォワーディングの設定の特定の部分は機器に依存するので説明書を確認しなければならないだろう。しかし、基本的な考え方はルーター/スイッチ/ファイアウォールに2つのことを示すということだ:

  1. どのポートをマップツールが使うのか(より多くのマップツールのポートは後ほど)。これはルーターに「情報は○○ポートからやって来るので注意せよ」と伝えることだ。
  2. その情報の行き先は、ネットワーク内のどのコンピューターなのか。つまり「情報が○○ポートへ到着したら、ここへ送れ」
    1. ついでながら、ポートフォワーディングの設定は、ルーターに、送信するデータがどこに到達できるかを伝える。

以上がポートフォワーディングの概要だ。ほとんどのルータ(特に、セキュアにかつ適切に構成されているものなら)では無作為に入って来る情報は到達できないため、上記の設定をしなければならない。

より多くの、より良いネットワークについての情報

Azhreiにより MapTool Forums に投稿された素晴らしい FAQ(それと、Wiki化された版である Network Connection Problems and Solutions)に気付いため、ネットワークについての綿密なセクションを書き始める準備が整った。ポートフォワーディング、ルーターの設定、ネットワークに関する作業全般になじみがないなら、このFAQをぜひ読んでほしい。さらに、ネットワークFAQには、ネットワークのどの部分がパケット転送に失敗しているかを特定する逐次的な診断手順が含まれてる。問題がどこにあるかさえ解れば解決は実に簡単なものだ!

ネットワークの設定やホームネットワークの管理に慣れているなら(特にソフトをサーバーとして稼働させたり、ポートフォワーディングの設定をすることができるのなら)、マップツールをサーバーとして稼働させることは雑作もないことだろう。基本的にルーターにマップツールのネットワークトラフィックを通過させるためにルーターを設定しなければならない。

君のネットワーク機器に固有のポートフォワーディングの設定情報が必要なら、Portforward.comに大量にある特定のネットワーク機器、特定のソフトの操作手順の書かれた文書の中から探し出してくれ。

その他、上記のこと全てが意味不明なら、Networking FAQを読んでくれ!わからないことは全て解決するぞ!

それでは作業に取りかかろう。

マップツール・サーバーを開始する

前提

これ以降の説明では、君のネットワークがマップツールのトラフィックを(ポートフォワーディングやUPnPを通して)扱えるように設定済みであることを前提として書かれている。そうではないなら、君の仲間が使用可能なサーバーを立ち上げる前に、その方法を理解しなければならないだろう。

サーバー開始のダイアログ(Start Server ダイアログ)

FireメニューよりStart Serverを選択
Start Server ダイアログ

1. File → Start Serverを選択。

2. Start Server ダイアログが表示される。ここにはたくさんのオプション項目がある。

サーバー・オプションと設定

サーバー構成の設定を行う

  • Username:この項目は、チャットやConnectionsウィンドウに表示される名称だ。君の好きな名前を設定できる。
  • Role:このドロップダウンの項目は、君がどの種類のユーザーであるかマップツールに伝えるものだ。君はGM(すなわち全宇宙の支配者)を担当するのか? それともプレイヤー(GMの気まぐれに付き合う者、またはプレイヤー機能のみ使える者)かな?セッションでは1名以上のGMを持つこともできる!
  • Port非情に重要な設定であり、ルーターへ転送できるように設定したポートを MapToll に伝える部分だ。間違ったポートを指定した場合、MapTool の通信は君のネットワークへ入ることも出ることも入ることもできないだろう。つまりゲームはできないということだ!
  • RPTools Alias:このフィールドは、君のサーバーを RPTools サーバー・レジストリ上に表示するための、サーバーの『別名(エイリアス)』を設定することができる。これは基本的にプレイヤーたちに『IPアドレス 123.45.678.9 のサーバーに接続してくれ』と言うかわりに『Sugoi Server という名前を見つけて、そこに接続してくれ』と言うためのものだ。
  • Passwords:パスワードを設定することで、君のサーバーへのアクセスを保護することができる。サーバーへのパスワードの設定は必須ではないが、設定しなければ、君のサーバーを見つけられる誰もがプレイヤーとして接続可能になる。ここには二つのパスワードのカテゴリーがある:
    • GM:GMパスワードは遠隔地にいる者へ、キャンペーンへの全ての操作権限を与えるために使用される。しかし、キャンペーンの読み込みなどのいくつかの機能は遠隔操作できない。通常、GMパスワードはサブマスターがGMの作業を分担できるようにするために使用されるが、GMが適切にホスティングを開始できず、プレイヤーの1人がセッションをホストする、といった場合でも使うことができる。
    • Player:プレイヤーとしてサーバーに接続する人は、接続のためにこのパスワード使うことになる。

『Ownership』、『Vision』、及び『Behavior』

  • トークン所有権の厳格化/Strict Token Ownership:MapToolは"token ownership"と呼ばれる概念を用いる。これは、特定のトークンの操作(選択、移動、プロパティを見る)をどの参加者が行えるかを制御するためのものだ。Strict Token Ownershipを有効にした場合、特定のトークンのownerだけがトークンを自由に動かすことができ、その他の人はトークンを見ることしかできない。
  • GMによる所有者なしのトークン移動時に視界を開く/GM reveals vision On Movement for Unowned Tokens:有効である場合、所有者のいない視界を持つトークンのGMによる移動により不明領域が公開されるようになる。『個別の不明領域』が無効の場合、プレイヤーはそのトーク人の移動により明かされた部分を視認できるようになる。
  • プレイヤーは視界を開くことができる/Players can reveal vision:MapToolには視覚(vision)と戦雲(fog-of-war)の(トークンがマップを『見る方法』が設定する)システムが備わっている。このオプションを有効にした場合、プレイヤーはGMの介入無しにトークンの『見える範囲』を公開することが可能になる。(言い換えれば、 トークンにとって隠された範囲は Fog of War で覆われており、画面上に不透明なものを表示する。これを公開した場合、不透明な覆いが消え、園下のマップが見えるようになる)。そうしないのであれば、マップの公開は、全てGMが行わなければならない。
    • 移動により視界を開く/Auto Reveal On Movement:有効にすることにより、トークンの移動に合わせて地図が公開されるようになる。
  • 個別の視界を使用/Use Individual Views:上記で述べた視覚のシステムにおいて、プレイヤーのトークンが視覚を『共有』できるか(例:それぞれの種類がPCであるトークンから見えるものを全員が見られるようになる)、又は、個人用の視界を持つのか。
    • 個別の不明領域を使用/Use |Individual FOW:トークンは公開範囲を共有せず、個々のトークンが公開した場所のみ見ることができるようになる。
  • Restricted Player Impersonation:プレイヤーが演じることができるのは、自分が所有権(ownership、上記参照)を持つトークンのみに制限する。
  • Players Receive Campaign Macros:MapTool ではマクロの機能を提供する。マクロとは、基本的には一定の活動を自動化するために使用する、一連のテキスト、トークン、ダイス振りコマンドのことだ。基本的に、何を行うか手順を記した短い文章である。このオプションを有効にした場合、GMは全てのプレイヤーが利用可能な『キャンペーンマクロ』を作成することができる。
  • Use Tooltip for [] rolls:このオプションを有効にすることで、各括弧で閉じられたダイスロールはいずれもロールの結果のみを表示し、ロールの完全な詳細はロール結果にマウスポインタをかざすことで表示されるようになる。

接続のテストを行う

サーバーを開始する前に、Test Connection(接続テスト)ボタンを押すことは良いことだ。これはRPTools.netのサーバーに君のコンピューターへの接続テストを依頼する。要するに、RPTools接続テストサーバーがネットワーク越しに君のコンピューターを認識できるかどうか調査することだ!

成功!このコンピューターを見つけることができました!と表示されたのであれば、 サーバー実行時に他の人がサーバーを見つけることができると考えて間違いないだろう。

接続テストの成功のメッセージを確認できないのであれば、正しいポートを設定しているか、その他もろもろの設定が万事滞りなくできいるか調べる必要があるだろう。

注記: The test connection was frequently broken and has so caused lots of trouble. Thus it was removed in b76 (or so). The Start Server Dialog now has a button "Networking Help" that leads you to the Networking FAQ in the forums. This is really the place to go. Read it (yes, read it not skim it!) and follow all steps. If that doesnt help the community will very likely be able to help you out.

簡単なテストであれば、canyouseeme.org[1]を使用することができる。

接続情報(Connection Infomation)を取得し、仲間に伝える

File メニューから Connection Information を開く
Connection Information ダイアログ

ここでは接続テストに成功し、OKを押してサーバーを開始したことを前提に話を進める。設定を再確認するために Connection infomation を詳しく確認することにしよう。以下は、仲間がサーバーに接続できるようにするために必要となる設定だ。

1. メニューより File > Connection Information を選択。

MapTool が現在認識している君のコンピューターの情報が表示される。まだサーバーを起動していないのであれば、コンピューターの外部IPアドレスと内部IPアドレスが表示される。(この情報は有用であるが、ポートフォワーディングの設定をまだ行っていないのであれば特に重要である)

サーバーの開始しているのであれば、サーバーの名前(設定している場合のみ)と、サーバーが通信に使用しているポートも表示されるはずだ。

2. 仲間に次の情報を伝える:Server Name(サーバー名)(RPTools Aliasとも呼ばれる。設定している場合のみ)、外部IPアドレス、ポート番号。この情報は、仲間が君のサーバーに接続するとき Conect to Server ダイアログ上で情報を入力する際に必要になる。


MapTool サーバーに接続する

ここまでの手順で、他の人がMapToolサーバーに接続できるように設定することを説明してきた。もちろん、サーバーに誰も接続させないのであれば、さまざまなことはすぐに退屈なことになるだろう。 ここで説明する手順は、君が立ち上げたサーバーに接続する君の仲間を対象にしている。

前提

ここで学ぶ内容は、次に示すことを全て満たしていることを前提とする。次のうち1つでも満たしていなければ、非常に短い旅行になるだろう。

  • 友達がいる。
  • マップツール・サーバーを立ち上げている。
  • 友達は下記の内容を把握している:
    • サーバーの名前、または、サーバーの外部IPアドレス。(できれば両方!)
    • 割り当てたパスワード(GM用かプレイヤー用のうちどちらか)
    • サーバーが使用しているポート番号
  • とても重要:君の友達が使用しているMapToolのバージョンが、サーバーのMatpToolと同じバージョンであること!!

『Connect to Server』ダイアログを開く

Connect to Server ダイアログ

上記の条件を満たしているなら、友達に伝えることは次の通り:

1. File → Connect to Server を選択し、 Connect to Server ダイアログを開く。

2. User name を入力。友達が望む名前で構わない。

3. パスワードを入力(サーバー起動時に設定したもの)。

4. 接続する人のRoleを選ぶ。GMまたはプレイヤーとして接続することができる。パスワードに対応している適切な Role を選択しているか確認すること!!


接続方法を選ぶ

Connect to Server ダイアログには起動しているサーバーに接続する3つの方法が表示される。

RPTools.net

Connect to Server に表示された『RPTools』タブ

このタブ(標準で表示)には RPTools.net の Server Registry に登録されたすべてのサーバーが一覧表示される。サーバーを準備するときに、 alias を選択した場合、この一覧に表示される。Server Registry にはサーバーの接続情報が保存されているので、君の友達はサーバーを選択しOKをクリックするだけで良い。


LAN

Connect to Server に表示された LAN タブ

このタブにはローカル・ネットワーク内で起動しているサーバーが表示される。これはMapToolのLANパーティを開きたいときや、友達が全員同じネットワーク上にいるときのためのものだ(みんながゲーム会にノートパソコンを持ち寄ってくるときなど)。


Direct

Connect to Server に表示された Direct タブ

直接接続とは、簡単なRPTools.net タブを使用せず、サーバーの外部IPアドレスとポート番号を入力して接続することだ。


接続の確認

友達がMapToolサーバーに接続したとき、誰かがサーバーに接続したことがChat Paneに次のように通知される。

JQRandom has connected.

また、Connections Pane でサーバーに接続している参加者全員の一覧が確認できる。Connections Pane を表示するには、Window → Connections を選択すること。

マップ上のトークン

君がMapToolを自分で使うために起動した場合、MapToolは君をGMと見なすので、マップ上のトークンとアイテムを扱うことができる。(つまり、マップが象徴する小さな世界の全能神となるわけだ。)しかし、ゲームをホスティングしているとき、MapTool は接続する人たちのために、これまで説明してきたように異なる役割を持っている。GMの役割ではマップ上のすべてのものを選択し、操作することができる全権を保持するが、Playerの役割ではプレイヤーのownershipが設定されているアイテムだけを扱える、非常に制限されたことしかできない。

上記の理由により、君がサーバーを立ち上げたときは、プレイヤーが担当するトークンを操作できるように ownership を設定しなければならないだろう。プレイヤーが接続した後にトークンの所有権を設定し忘れるのは、新しいサーバーを立ち上げたときに見落としがちな落とし穴だ。

トークンの所有権ははじめてのトークンにて詳しく説明しいる。しかし、このチュートリアルの目的は、サーバーを立ち上げ、君の友達をプレイヤーとして接続させ、ゲームに接続した各々のプレイヤーに次に示すことを行うことである。

  1. プレイヤーが担当するキャラクターのトークンをダブルクリック(下記の注記を参照)。
  2. token type を PC に設定。
  3. Ownership タブを開く。
  4. 所有権を与えるために該当する プレイヤーの名前の先頭にあるチェックボックスにチェックを入れる。
  5. 設定を有するために OK をクリックする。

以上の操作で、そのプレイヤーは自分のトークンを動かしたり情報を編集したりすることができるようになる。

また、全員がトークンを操作する必要があるのであれば、トークンの所有権を全てのプレイヤーに与えることもできる。

注:君が望むのであれば、NPCトークンの所有権をプレイヤーに与えることもできる(操作方法は手順2を除いて同じ)が、少なくとも各プレイヤーの担当するトークンに所有権を与えなければないないだろう。

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